『様子を見ても大丈夫?』と迷ったときに知ってほしい、愛玩動物看護師の考え方

様子を見ても大丈夫か、不安になるのは当たり前

「様子を見ても大丈夫ですか?」

これは、お問い合わせのメールやお電話で、とてもよくいただくご質問です。

「小さい動物さんたちには、病院へ連れて行くのも負担になりそう…」「これくらいの症状で連れて行ってもいいのかな?」そう思う反面、元気がない気がする、いつもと様子が違うと、不安になることもありますよね。

……そのお気持ち、私自身も大切な家族と暮らしているので、とてもよく分かります。

ひとつの症状だけで判断できない理由

私たち人間もそうですが、ひとつの症状だけで病気を断定することはできません。

たとえば嘔吐ひとつをとっても、

• 胃や食道、口の中のトラブル

• 食べてはいけないものを食べてしまった

• アレルギー反応

• 腎臓や肝臓など内臓の病気

• 脱水症状

など、さまざまな可能性が考えられます。ただ、これらは実際に診察をしなければ分からないことがほとんどです。

動物病院で「来院をおすすめする」理由

もしかすると重大な病気が隠れている可能性もあるため、「様子を見ても大丈夫ですよ」と安易にお伝えすることはできません。

お問い合わせをいただいた際、明らかに早めの診察が必要だと感じた場合には、「心配な状態なので、早めに診察にいらしてください」とお伝えしています。また、比較的軽い症状に見える場合でも、「ご心配でしたら、来院された方が安心できると思います」とお話ししています。

症状が軽いうちでも、お薬の処方や注射などの処置で、動物さんが早く楽になることもあります。そのため、不安を感じた時には、来院していただくことをおすすめしています。

不安なときは、安心するために来院してください

動物さんたちは体が小さい分、状態が悪くなると急に変化することもあります。

病院にお問い合わせをされたり、この記事を読んでくださっているのは、今の動物さんの様子に不安があるからだと思います。その不安を解消するためにも、一度、病院で診てもらうという選択は、決して間違いではありません。

動物病院は、治療のためだけでなく、動物さんとご家族が安心するための場所でもあります。「こんなことで来ていいのかな?」と思うようなことでも、どうぞ気軽にご相談ください。

※今後、症状ごとに「様子を見てもいいかどうか」の目安についても、記事としてまとめていく予定です。あくまで参考として読んでいただければと思います。

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