お腹の調子が悪いときに考えられる原因と、治療の目安

下痢の原因はなに?

便がいつもより柔らかかったり、形がなく水のような便が出ると、「大丈夫かな?」と心配になりますよね。

さらに、いつもより元気がなかったり、お腹を丸めるような仕草が見られる場合は、お腹が痛いサインのこともあります。

下痢は、体の中で何か異常が起きている時に出る症状のひとつです。原因はさまざまで、一時的なものから、治療が必要な病気が隠れている場合もあります。

下痢の主な原因

・フードを変えた

・食べ物が体質に合っていない

・誤食

・食物アレルギー

・ストレスや寒暖差

・ウイルス・寄生虫・細菌感染

・膵臓・肝臓・腎臓などの病気と併発

・腸の病気や腫瘍(がん など)

これらの原因の中には、自然に治るものもあれば、治療をしないと改善しないものもあります。

病院へ行くか迷ったら

すぐに受診をおすすめするケース

・元気がない

・嘔吐、ふらつき、食欲不振など、下痢以外の症状がある

 ※嘔吐や食欲不振を伴う場合は、別の原因が隠れていることもあります

・下痢が数日続いている

・明らかに異物や毒物を食べてしまった可能性がある

下痢が続くと、脱水や栄養をうまく吸収できない状態になり、体力がどんどん落ちてしまいます。

特に、子犬・子猫や高齢の動物さんは注意が必要です。体が小さい、または体力が落ちているため、下痢による脱水や体調悪化が急速に進むことがあります。

症状によっては、点滴やお薬での治療だけでなく、血液検査やエコー検査などの詳しい検査が必要になることもあります。

また下痢の状態によっても、注意が必要かどうかの判断が変わります。

・水のような下痢が続いている

・粘液や血が混じっている

・排便の回数が明らかに増えている

このような場合は、元気があっても腸に強い炎症が起きている可能性があります。

「元気そうに見えるから」と様子を見ているうちに、急に状態が悪化することもあるため、早めの受診をおすすめします。

様子を見ても良い場合

下痢をしていても、元気や食欲があり、次のような心当たりがある場合は、しばらく様子を見てもよいこともあります。

・新しいフードやおやつを与えた後に下痢をしたが、元に戻したら便も改善した

・環境の変化などによるストレスで一時的に下痢をしたが、翌日には治った

ただし、少しでも「いつもと違う」と感じた場合は、無理に様子を見ず受診することをおすすめします。

また、下痢の時に「一度ご飯を抜いた方がいいのか」と悩まれる方も多いですが、年齢や体調によって対応は異なります。

動物病院では消化器用の療法食も販売しております。自己判断で絶食を続けるのではなく、不安な場合は動物病院に相談してください。

下痢を侮らないでください

人も一時的に下痢をすることはありますよね。自分の体のことなら、「これくらいなら大丈夫かな」と判断できることもあると思います。

動物さんの中にも、体質的に下痢をしやすい子はいます。しかし下痢は、体のさまざまな異常を知らせるサインです。下痢が続くことで症状が悪化したり、他の病気を併発してしまう可能性もあります。

少しでも不安を感じたら、遠慮せず動物病院に相談してください。早めの受診が、動物さんとご家族の安心に繋がります。


・下痢をしていても元気や食欲があると、「もう少し様子を見てもいいのかな?」と迷うこともありますよね。動物病院を受診するか様子を見るかの判断については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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